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秘仏観音おいただき

1年に一度 『この日、この時』 の出会い。


「秘仏観音」とは

秘仏観音は山上本堂の60年に一度お開帳をする千手観音様の胎内仏さまです。 一寸8分の金銅仏で本当にかわいらしい千手観音さまです。 寂光院は山寺ですので古来より火災に対する対策の一つに『本尊様を分ける』、 つまり、山上本堂には千手観音さまの本体、山麓にはその胎内仏さまということです。 どちらに万が一があってもどちらかは後世に伝承できますので、今に至ることが出来ました。
千手観音様の胎内仏さまが安置してある山麓の内仏堂

「おいただき」とは

文字どうり両掌の上に頂戴することです。 まず両掌の上に『如意宝珠守』をのせ、その如意宝珠守りの上に松平實胤山主が一寸8分の千手観音様を お乗せして松平山主とともに千手観音さまのご真言『オンバザラタラマキリク』をご一緒にお唱えするのです。

「如意宝珠」とは

意の如く、心の思うままに福徳を生じ、あらゆる苦を取除く宝の珠(玉)の意です。 この胎内仏さまは金色の如意宝珠の中に居まします。 その金色の如意宝珠は更に根来塗の如意宝珠に収められております。 つまり、二重の如意宝珠に守られておいでになるのです。
御宝塔(江戸時代初期) 《秘仏観音・胎内仏》安置
根来塗 如意宝珠
金箔 如意宝珠

「如意宝珠守」とは

鬼門鎮護、福徳招来の札守りです。
1年に一度、この日に限り如意宝珠守が特別に授与されます。
如意宝珠守 秘仏千手観音様のご宝前にて謹んで大祈祷を奉修し、
貴家のご清福・所願成就を祈念したお守りです。
如意宝珠守の お祀りの仕方 除災招福のご守護として丑寅(東北)の方角、 ご自分の机の上の「東北角」あるいは「右角」に、
また、お宅の東北隅、あるいは玄関からみて右端の 清潔な場所に、または神棚にお祀り下さい。
当山は織田信長公が参詣のみぎり、当山を清州城の 鬼門(東北)鎮護の寺として千手観音様を信仰されたこと からこのような事が伝承されています。
ご志納料 一体1,000円
Tap

おいただきの作法

それぞれお一人お一人が 如意宝珠守り を手にしてご宝前の@ABの順でお進みください。
@お役僧から、お清めの「お加持」を受け、
Aお役僧から、ご宝剣の「お加持」を受け、
B松平實胤山主の、「秘仏観音おいただき」に進みます。

お申込み

2024年の様子 3月5日(火)

 当日は春の陽気には程遠い小雨模様の寒い日になりました。
「おいただき法要」は昨年と同様に午前中、内佛堂で執り行われました。 時節柄ご参詣の皆様お一人お一人が「秘仏千手観音様」を両手に頂く 「おいただき」のご作法に代えて、千手観音様を間近で拝む一年に一度の大開帳が行われました。 さらに、松平山主から、ご参詣の皆様お一人お一人に「大般若経」転読のお加持を頂きました。 これは霊験あらたかな「大般若経」をパラパラと繰り(転読)、 そこで生ずる風【般若の凡風という仏様の智慧の風】を受けるお加持です。 また、10時30分からは山上本堂に於いて内陣特別参拝「月例大護摩供」が厳修されました。
境内風景
秘仏千手観音様 一年に一度のご開帳
松平山主のお加持
「大般若経」転読
月例「大護摩祈祷」及び内陣特別参拝
祈願文
内陣参拝
大護摩祈祷
内陣参拝
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