公告 研修道場・聖徳殿並び報恩殿


 大正10年(1,921年)聖徳太子1,300年御遠忌記念に建立された聖徳殿並び報恩殿は老朽甚だしく、 大改修には莫大な費用を要するため、解体処分を決定いたしました。
※令和3年(2,021年)聖徳太子1,400年御遠忌を迎えました。 本年で丸1,400周年でございます。この100年の聖徳太子に対する報恩謝徳の念篤く、 現在の広大な聖徳殿の規模を縮小して「新たな聖徳殿」の再建に向けて精進いたす所存でございます。
 何卒宜しくご賢察のほどお願い申し上げます。
合掌
   令和4年7月吉祥日
継鹿尾山 寂光院山主 松平實胤
2023年8月2日

工事状況

2023年8月21日
2023年9月22日
掘削が完了し、建坪全て5メートル掘り下げました。

聖徳殿 <多目的ホール>

本尊 聖徳太子
多目的研修道場
やすらぎ説法、講演会、コンサートなどの会場
継鹿尾山図(犬山市指定文化財)
内 陣
本尊 聖徳太子・孝養像
聖徳太子が16歳の時、
父親である用明天皇の病気平癒を祈願されているお姿
釈迦 千手観世音菩薩 弘法大師
大広間側面【1】
大広間正面【1】
大広間正面【2】
大広間側面【2】
報恩殿 聖徳殿 平面図

大額

 
左側 和を以て貴しと為す
聖徳太子の十七条憲法第一条
昭和五年当時の四天王寺管長様の揮毫
(四天王寺:聖徳太子建立の寺)
正面 篤く三宝を敬え
聖徳太子の十七条憲法第二条
法隆寺管長 「佐伯定胤」師の揮毫
(法隆寺:聖徳太子建立の寺)
大額についての詳しくは、
「寺報・千の手」第53号(4頁)を参照ください。

六波羅蜜額

大広間を囲む6部屋の固有名詞として掲げられました。 仏教で一番大切な修行として 6種の修行法をまとめて「六波羅蜜」と申します。 聖徳殿は研修道場でしたので、特にその名前をつけたのでしょう。 般若の間 檀那の間、のようにです。 その当時日本を代表する真言宗の名僧が書かれました。
真言宗豊山派管長・加藤精神大僧正筆
真言宗智山派管長・滝 承天大僧正筆

継鹿尾山図 吉田初三郎作 犬山市文化財指定

欄間に掲げてある昭和5年に描かれた鳥瞰図、吉田初三郎が描いた当時の寂光院が描かれて います。上等な岩絵の具で描かれているのでいまだに色鮮やか。 犬山市の文化財に指定されています。 鳥瞰図というのは、鳥が高い空から見たらこのように見えるだろうという図。 この中には全国、台湾(当時は日本領)、東京、富士山まで描かれています。 鵜飼、日本ラインくだりの舟、帆掛け舟、煙を上げて走る汽車、寂光院の参道は渋滞するほどの 車が描かれています。
 
全 体 図
全体図を4枚に分割
美濃太田・今渡・御嵩方面
桃太郎神社付近
寂光院全景
犬山城付近
継鹿尾山図は毎月第2日曜日「やすらぎ説法」の場でご覧になれます。
「やすらぎ説法」の開催日時は
平成25年4月9日 17時 東海テレビスーパーニュース
レトロな観光鳥瞰図大正の広重が犬山に!! で紹介されました。
2014年7月26日〜9月15日 名古屋市博物館特別展
NIPPONパノラマ大紀行 」で展示されました。

約100年前の絵葉書

左:聖徳殿 右:庫裏

七福坂から見た聖徳殿(手前)と報恩殿

聖徳殿から見た眼下の木曽川風景(6月)

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